ダイエットの大敵「リバウンド」
せっかく苦労してやっとの思いでダイエットしたのに・・・。ふと気づけば体重が元に戻ってませんか?それを「リバウンド」と言います。
「ダイエットの時は痩せれても、終われば必ずリバウンドが待っている・・・・」
「どうせ痩せてもすぐ戻る」
そう思っていると、なかなかダイエットをする気にもなりませんねw
実はそれ、リバウンドに対する知識が浅いだけなんです。リバウンドの仕組みをちゃんと理解していますか?なぜ体重が戻るのか、その仕組みをわかっていますか?
リバウンドについてちゃんと理解すれば、もっとダイエットがうまくいくようになりますよ!今回はリバウンドの仕組みを大解剖します。
リバウンドとは
そもそも"リバウンド"とはどう言う意味でしょうか。
リバウンドとは、ダイエットをやめた後に、体重がダイエット前、またはそれ以上に増えてしまう現象のことを言います。
ダイエット経験者のうち、3人に2人の確率でリバウンドをしてしまうと言われています。そしてダイエットしてリバウンドするのを繰り返していると、逆に太りやすく痩せにくい体質になってしまうことをご存知でしょうか?
リバウンドのメカニズム
①ホメオスタシスと停滞期
「ダイエットをしよう!」と考えたときに多くの人が一番最初に取り掛かるのが”食事制限”です。食事制限によるダイエットを行っていると、最初の3日くらいは順調に体重が減るのですが、ある時期になると体重が中々減らなくなります。
これを「停滞期」といい、長い人だと約1ヶ月ほど続く場合もあります。 この停滞期の原因は「ホメオスタシス」という体の機能にあります。
ホメオスタシスは、体に少量のエネルギーしか入ってこない場合、エネルギー消費を減少させて体を維持する機能のことです。
ダイエット中にホメオスタシスの機能が働くと、食事の量にともなってエネルギー消費量も減少するため、それ以上体重が減らなくなるのです。 そして停滞期にダイエットを諦めた場合でも、このホメオスタシスは機能し続けています。
ですから食事の量を元に戻したとしても、エネルギー消費が以前より減少しているので、余分な脂肪が蓄積されることになります。
②レプチンの量と満腹感
ダイエットをしていると、満腹感に変化が出てきます。「レプチン」とは、脂肪細胞に脂肪が吸収されると分泌されて、脳の満腹中枢を刺激する物質です。
ダイエット中に食事を減らしていると、レプチンの分泌量も減ってきます。そしてダイエットを中断し食事の量を元に戻した場合、レプチンの量も変化するのですが、これが適正量に戻るためには、約1ヶ月の時間がかかるのです。
つまり、1ヶ月は食事の量を元に戻してもレプチンの量が少ないため満腹感を得られず、かえって食べ過ぎてしまうのです。
リバウンドの防ぎ方
①短期間で急激なダイエットはしない
人間の身体は1ヶ月に5%以上体重が減少すると、危険信号を発信します。先ほど説明したホメオスタシスが最大限に働いてしまうため、リバウンドをしやすい状態にしてしまいます。短期間で急激な減量をせず、5%以内の体重減少を心がけましょう。
②すぐに諦めない!
レプチンのお話の続きになります。はじめて数日間、食事量を減らすと、レプチンが少ない方にセッティングされますが、先ほど述べたように、このレプチンが再セットされるには1ヶ月かかってしまいます。
つまり減少した体重を1ヶ月間維持すれば、レプチンの分泌量が減り、減った状態を維持できます。停滞期に入っても1ヶ月間はダイエットを諦めずに続ければ、リバウンドは防止できます。
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